苦い思い出というもの
2003年7月15日 ヘタレ恋愛話高校時代、いつもツルんで遊んでた仲間。ヤスはその中にいた。
「親友」という言葉が照れくさくて必要以上に干渉しないってのが俺達の不文律。お互いの家庭環境もいい加減にしか知らなくて電話もそんなにしなかったが、妙にウマが合って学校サボって雀荘いったり、映画観たり、バカ話して笑い転げたり、毎日が楽しかった。勉強はみんなそんなに出来なかったけどさ。
とある夏の日、仲間のトオルが耳打ちする。
「よぉヤスにさ、好きな女できたみたいよ」
「マジっすかっ!!」
噂は瞬く間に仲間の中で広まることになる。みんな彼女はいなかった。男同士でバカやるのが楽しかったから。だけどやっぱ「彼女」というものが欲しかったし、誰それがどこそこで手を繋いで歩いてたとか聞くと羨ましかった。
「ど、どんなやつよ」
俺はつとめて冷静にトオルに聞く。
「商業科のキムラさん」
「うそー」
商業科のキムラさんと言えば、地元のすっごいでかい網元の一人娘、特別美人というワケじゃないけど、愛想のいいどちらかと言えばかわいい感じの子だ。評判は普通科の俺らにも届いてた。
俺達はそんなキムラさんにぞっこんのヤスのことをお節介にも応援することにした。彼女は何部か?好きな芸能人は誰か?意中の人はいるのか?果ては、どのルートで通学するのか?履いてるシューズのメーカーまでチェックした。普通科のヤスって男の情報をキムラさんの耳の届くところにさりげなく流したりもした。
ヤスになんとかしてうまくいってもらいたいと頑張ってたワケでは、実はない。多少マンネリ化した学校生活のスパイスのつもりだった。俺らははしゃぎながら調査と称する遊びに熱中した。
ヤスもまんざらでもないらしく、ついには「来週の土曜告白しよう」と考えるまでに至ってた。俺らは拍手した。
土曜、教室で即行ミーティングを開いてどう告白するか計画を立てた。
キムラさんは帰宅部だから今日は午後から暇なはずだ。
商業科にはトオルの妹がいるから彼女に頼んでキムラさんを呼び出してもらおう。
変な邪魔が入らないよう各所に関所をつくろう。
兄ちゃんから借りた短ランも持ってきた。
うまくいったら近所のお好み焼き屋で昼食を一緒に食べような。
「バカ、キムラさんと食べんだよ!」
みんなで笑った。うまく行くと思ってた。
でも、待ち合わせの時間を1時間過ぎても彼女は現れなかった。慌てて教室に向かうともう誰もいなかった。彼女の下駄箱には内履きズックが残っていた。
ヤスはフラれたのだ。
想いの丈を伝えることすらできない不戦敗。急な用事が出来たのかもしれない、誰かが言ったが慰めにもなってなかった。
「仮に付き合えないとしてもちゃんと返事するのが礼儀だろ。」
俺は納得がいかなかった。
他人の色恋沙汰は堀の外でみてるのが楽しい。わかっちゃいるけど10代の憤りはシニカルな格言じゃ収まりがつかない。元々はおちゃらけた暇つぶしのはずが、いつのまにか熱血青春ドラマになっていた。その日の夜、俺はキムラさんに電話かける決心をし、お好み焼きの大を怒りながら食った。
午後7時、意を決してダイヤルを回す。数回の呼び出し音の後、お父さんらしき人が出た。
「○○高校の○○です。○○さんいらっしゃいますか?」
数秒の保留音、そしてキムラさんが電話口に現れた。
ヤスにとってはもう放っといてもらいたかったにちがいない。傷口に塩を塗られるようなお節介だったことだろう。でも俺は腹の虫が治まらなかった。自己を正当化する幼稚な正義感のみで彼女に問いつめた。どうして来なかったのか、そんなに嫌いだったのか?はっきりいって欲しい..等々。
「だからさ...」と言いかけた途端、受話器の向こうから怒鳴り声が聞こえた。
「何言ってんだ!!」
さっきの父親だった。横で聞いてて溜まりかねて受話器を奪ったらしい。どうやら俺をヤス本人と勘違いしてるようだったが一方的に怒鳴られた俺はただ聞くしかなかった。
「チョンの分際で!」
ガチャン!電話が切れた。
「コノヒトハナニヲイッテルノダロウ?」
俺は呆然と立ちつくすだけだった。
「チョンの分際で!」という言葉が耳にこびりつく。
チョンが朝鮮人を表すスラングだということは知っていた。それとヤスが結びつかない。しかし、それをヤス本人に聞くのはなんとなく気が引けた。トオルに聞いてみる。やつはホームランバーをうまそうにナメながらあっさり「そうだよ、知らなかった?」と教えてくれた。
住んでる家から10キロ近くチャリで通学してた俺だけが土着の風習や情報に無頓着だった。聞けば親がパチンコ屋でボロ儲けしてて町内から煙たがられている、だの、親戚に犯罪者がいる、だの、奇形児が産まれた、だの、どこまでがホントでどこまでがウソかわからない話をペラペラしゃべった。俺はトオルのホームランバーを奪って横のドブに捨て、蹴りを一発入れたあとチャリでヤスの家に向かった。
ヤスにあってどうするのか?なにもわからないままペダルを漕ぐ。だけど、アイツに会わなければ、という変な義務感と責任感めいた衝動のみで必至に漕いだ。
ヤスの家の呼び鈴を押す、何回目かに母親らしき人が出る。ヤスの所在をたずねると知らないとのこと。そして「あんたらみたいな友達がいるからウチの子ヘンな目で見られるのよ、もう遊ばないで!」と捨て台詞とともにインターフォンが切れた。後から聞いた話だが、キムラさんの父親がヤスのウチに「お宅の息子がちょっかい出して困る」というクレームを出したらしい。
20年近く前の地方の小さな港町、まだまだ理不尽な壁があちこちにあった。力も知識もない俺は自分の無力さにも気付かず差別という大きな波にただ翻弄されるだけだった。
とぼとぼ帰宅中、前からヤスがやってきた。
「よお」
「おお」
次の言葉が出てこない。元はと言えば俺のお節介が招いた結果だった。だけど変な意地が俺に頭を下げさせなかったのだ。続く沈黙。
「ありがとな」
先に口を開いたのはヤスだった。寂しく笑ったが、それはオンナにフラれたからか、育ちの問題からくる諦めの笑いかはわからなかった。
「いや、俺のほうこそ....」
俺の言葉を遮りヤスがチャリを反転させながら言う。
「おい、お好み食おうぜ」
彼はもしかしたらこういう結果になることをわかってたのかもしれない。「ありがとう」は事情もしらずにはしゃぎまわった俺に対する許与の言葉だったのだと思う。そう信じたい。
俺らはいつものお好み焼き屋にむかった。
昔の青くて苦い思い出
*****
乾いた鼓声 浴衣のうなじ 練り歩き
いにしえ人と 盆勧進
「親友」という言葉が照れくさくて必要以上に干渉しないってのが俺達の不文律。お互いの家庭環境もいい加減にしか知らなくて電話もそんなにしなかったが、妙にウマが合って学校サボって雀荘いったり、映画観たり、バカ話して笑い転げたり、毎日が楽しかった。勉強はみんなそんなに出来なかったけどさ。
とある夏の日、仲間のトオルが耳打ちする。
「よぉヤスにさ、好きな女できたみたいよ」
「マジっすかっ!!」
噂は瞬く間に仲間の中で広まることになる。みんな彼女はいなかった。男同士でバカやるのが楽しかったから。だけどやっぱ「彼女」というものが欲しかったし、誰それがどこそこで手を繋いで歩いてたとか聞くと羨ましかった。
「ど、どんなやつよ」
俺はつとめて冷静にトオルに聞く。
「商業科のキムラさん」
「うそー」
商業科のキムラさんと言えば、地元のすっごいでかい網元の一人娘、特別美人というワケじゃないけど、愛想のいいどちらかと言えばかわいい感じの子だ。評判は普通科の俺らにも届いてた。
俺達はそんなキムラさんにぞっこんのヤスのことをお節介にも応援することにした。彼女は何部か?好きな芸能人は誰か?意中の人はいるのか?果ては、どのルートで通学するのか?履いてるシューズのメーカーまでチェックした。普通科のヤスって男の情報をキムラさんの耳の届くところにさりげなく流したりもした。
ヤスになんとかしてうまくいってもらいたいと頑張ってたワケでは、実はない。多少マンネリ化した学校生活のスパイスのつもりだった。俺らははしゃぎながら調査と称する遊びに熱中した。
ヤスもまんざらでもないらしく、ついには「来週の土曜告白しよう」と考えるまでに至ってた。俺らは拍手した。
土曜、教室で即行ミーティングを開いてどう告白するか計画を立てた。
キムラさんは帰宅部だから今日は午後から暇なはずだ。
商業科にはトオルの妹がいるから彼女に頼んでキムラさんを呼び出してもらおう。
変な邪魔が入らないよう各所に関所をつくろう。
兄ちゃんから借りた短ランも持ってきた。
うまくいったら近所のお好み焼き屋で昼食を一緒に食べような。
「バカ、キムラさんと食べんだよ!」
みんなで笑った。うまく行くと思ってた。
でも、待ち合わせの時間を1時間過ぎても彼女は現れなかった。慌てて教室に向かうともう誰もいなかった。彼女の下駄箱には内履きズックが残っていた。
ヤスはフラれたのだ。
想いの丈を伝えることすらできない不戦敗。急な用事が出来たのかもしれない、誰かが言ったが慰めにもなってなかった。
「仮に付き合えないとしてもちゃんと返事するのが礼儀だろ。」
俺は納得がいかなかった。
他人の色恋沙汰は堀の外でみてるのが楽しい。わかっちゃいるけど10代の憤りはシニカルな格言じゃ収まりがつかない。元々はおちゃらけた暇つぶしのはずが、いつのまにか熱血青春ドラマになっていた。その日の夜、俺はキムラさんに電話かける決心をし、お好み焼きの大を怒りながら食った。
午後7時、意を決してダイヤルを回す。数回の呼び出し音の後、お父さんらしき人が出た。
「○○高校の○○です。○○さんいらっしゃいますか?」
数秒の保留音、そしてキムラさんが電話口に現れた。
ヤスにとってはもう放っといてもらいたかったにちがいない。傷口に塩を塗られるようなお節介だったことだろう。でも俺は腹の虫が治まらなかった。自己を正当化する幼稚な正義感のみで彼女に問いつめた。どうして来なかったのか、そんなに嫌いだったのか?はっきりいって欲しい..等々。
「だからさ...」と言いかけた途端、受話器の向こうから怒鳴り声が聞こえた。
「何言ってんだ!!」
さっきの父親だった。横で聞いてて溜まりかねて受話器を奪ったらしい。どうやら俺をヤス本人と勘違いしてるようだったが一方的に怒鳴られた俺はただ聞くしかなかった。
「チョンの分際で!」
ガチャン!電話が切れた。
「コノヒトハナニヲイッテルノダロウ?」
俺は呆然と立ちつくすだけだった。
「チョンの分際で!」という言葉が耳にこびりつく。
チョンが朝鮮人を表すスラングだということは知っていた。それとヤスが結びつかない。しかし、それをヤス本人に聞くのはなんとなく気が引けた。トオルに聞いてみる。やつはホームランバーをうまそうにナメながらあっさり「そうだよ、知らなかった?」と教えてくれた。
住んでる家から10キロ近くチャリで通学してた俺だけが土着の風習や情報に無頓着だった。聞けば親がパチンコ屋でボロ儲けしてて町内から煙たがられている、だの、親戚に犯罪者がいる、だの、奇形児が産まれた、だの、どこまでがホントでどこまでがウソかわからない話をペラペラしゃべった。俺はトオルのホームランバーを奪って横のドブに捨て、蹴りを一発入れたあとチャリでヤスの家に向かった。
ヤスにあってどうするのか?なにもわからないままペダルを漕ぐ。だけど、アイツに会わなければ、という変な義務感と責任感めいた衝動のみで必至に漕いだ。
ヤスの家の呼び鈴を押す、何回目かに母親らしき人が出る。ヤスの所在をたずねると知らないとのこと。そして「あんたらみたいな友達がいるからウチの子ヘンな目で見られるのよ、もう遊ばないで!」と捨て台詞とともにインターフォンが切れた。後から聞いた話だが、キムラさんの父親がヤスのウチに「お宅の息子がちょっかい出して困る」というクレームを出したらしい。
20年近く前の地方の小さな港町、まだまだ理不尽な壁があちこちにあった。力も知識もない俺は自分の無力さにも気付かず差別という大きな波にただ翻弄されるだけだった。
とぼとぼ帰宅中、前からヤスがやってきた。
「よお」
「おお」
次の言葉が出てこない。元はと言えば俺のお節介が招いた結果だった。だけど変な意地が俺に頭を下げさせなかったのだ。続く沈黙。
「ありがとな」
先に口を開いたのはヤスだった。寂しく笑ったが、それはオンナにフラれたからか、育ちの問題からくる諦めの笑いかはわからなかった。
「いや、俺のほうこそ....」
俺の言葉を遮りヤスがチャリを反転させながら言う。
「おい、お好み食おうぜ」
彼はもしかしたらこういう結果になることをわかってたのかもしれない。「ありがとう」は事情もしらずにはしゃぎまわった俺に対する許与の言葉だったのだと思う。そう信じたい。
俺らはいつものお好み焼き屋にむかった。
昔の青くて苦い思い出
*****
乾いた鼓声 浴衣のうなじ 練り歩き
いにしえ人と 盆勧進
愛すべきパーツというもの
2003年7月8日 ヘタレ恋愛話石野陽子
浅香唯
ピンクレディーのミーちゃん
菅野美穂
木村佳乃....
今まで付き合ってきた子達である。
正確に言うと「今まで付き合ってきた子達に似ている芸能人」なんだけれど。(もちろん惚れた弱みで感じた印象であって現物とは開きがあったことを断っておく)
中にはオバQのP子さんビタワンドッグフードのパッケージの犬みたいな子もいたが、みんなその時々で大切に想った彼女であった。
中学生の頃好きなタイプは?と聞かれると「うーん...早見優みたいなの」と答えてた。どこがよかったのか?、今となっては答えようもないのだけれど、当時はボーイッシュというのが流行りで石川秀美、早見優はその先鋒だったので目立ってたからなんとなく流されてたのかもしれない(あ、大沢逸美ってのもいたな(^_^;))
それが中学3年生になるといきなり「菊池桃子サイコー!」に転向することになる。理由は単純、好きだった子が桃子ちゃんに似てると評判だったから。
好きになった子に似ている芸能人を好きになる。
まさしく中学生らしい思考ではあるのだが、オトナになった今でも困ったことにその傾向にある。
「芸能人で喩えるとどんなタイプの子が好みなの?」
という問いに「木村佳乃」と答えるのはたやすいが「ビタワンのイヌ」とはなかなか答えにくい。本人を目の前にすると尚更である。
他人を好きになるとき、どの部分が重要か?という問いに漠然とイメージを答えるのがオンナで、細かいパーツで答えるのがオトコだという傾向があるそうだ。オンナは初めて会った人のそれこそ頭のてっぺんからつま先まで事細かにチェックを入れる。オトコはオンナに比べて視線の動きが少ないことから全体像を捉える能力に劣るらしい。
好きになったオンナを全体的に見て芸能人に喩える俺は、故にパーツを愛してから全体を愛してるわけだ。
ではどのパーツが重要なのか?俺は「目」が重要である。ぱっちりとした大きな目で見つめられると0.035秒で惚れてしまう。
上記の芸能人に似た子達もタイプは全然違うけどビタワンもP子さんも含めて目の印象が強かった。一重二重じゃなく目に力があるかどうか?ってことね。モテるオンナは自信あるパーツを印象的に見せるのあたりのがうまい。本人はなにげにやってるつもりなんだろうけど、ガツンと決まるのだ。
全体を重要視するオンナとパーツを重要視するオトコ。
逆説的に言うと全体を見たあとでパーツにこだわるのがオンナでその逆がオトコということになる。
つまりオンナに自分のパーツを褒められたら、全体像クリアしてパーツの選定に入ってるってことで、惚れられてるってことだ。恋愛は古今東西「惚れたもん負け」である。輝かしい勝利をつかむため、パーツを褒められるよう努力しないといけない、オトコノコは。
「あなたのすっごいのちょうだぁい」
言わせてみたいもんである。
****
短冊に 書いた願 川流し
とこしなえの ボクの織姫
浅香唯
ピンクレディーのミーちゃん
菅野美穂
木村佳乃....
今まで付き合ってきた子達である。
正確に言うと「今まで付き合ってきた子達に似ている芸能人」なんだけれど。(もちろん惚れた弱みで感じた印象であって現物とは開きがあったことを断っておく)
中にはオバQのP子さんビタワンドッグフードのパッケージの犬みたいな子もいたが、みんなその時々で大切に想った彼女であった。
中学生の頃好きなタイプは?と聞かれると「うーん...早見優みたいなの」と答えてた。どこがよかったのか?、今となっては答えようもないのだけれど、当時はボーイッシュというのが流行りで石川秀美、早見優はその先鋒だったので目立ってたからなんとなく流されてたのかもしれない(あ、大沢逸美ってのもいたな(^_^;))
それが中学3年生になるといきなり「菊池桃子サイコー!」に転向することになる。理由は単純、好きだった子が桃子ちゃんに似てると評判だったから。
好きになった子に似ている芸能人を好きになる。
まさしく中学生らしい思考ではあるのだが、オトナになった今でも困ったことにその傾向にある。
「芸能人で喩えるとどんなタイプの子が好みなの?」
という問いに「木村佳乃」と答えるのはたやすいが「ビタワンのイヌ」とはなかなか答えにくい。本人を目の前にすると尚更である。
他人を好きになるとき、どの部分が重要か?という問いに漠然とイメージを答えるのがオンナで、細かいパーツで答えるのがオトコだという傾向があるそうだ。オンナは初めて会った人のそれこそ頭のてっぺんからつま先まで事細かにチェックを入れる。オトコはオンナに比べて視線の動きが少ないことから全体像を捉える能力に劣るらしい。
好きになったオンナを全体的に見て芸能人に喩える俺は、故にパーツを愛してから全体を愛してるわけだ。
ではどのパーツが重要なのか?俺は「目」が重要である。ぱっちりとした大きな目で見つめられると0.035秒で惚れてしまう。
上記の芸能人に似た子達もタイプは全然違うけどビタワンもP子さんも含めて目の印象が強かった。一重二重じゃなく目に力があるかどうか?ってことね。モテるオンナは自信あるパーツを印象的に見せるのあたりのがうまい。本人はなにげにやってるつもりなんだろうけど、ガツンと決まるのだ。
全体を重要視するオンナとパーツを重要視するオトコ。
逆説的に言うと全体を見たあとでパーツにこだわるのがオンナでその逆がオトコということになる。
つまりオンナに自分のパーツを褒められたら、全体像クリアしてパーツの選定に入ってるってことで、惚れられてるってことだ。恋愛は古今東西「惚れたもん負け」である。輝かしい勝利をつかむため、パーツを褒められるよう努力しないといけない、オトコノコは。
「あなたのすっごいのちょうだぁい」
言わせてみたいもんである。
****
短冊に 書いた願 川流し
とこしなえの ボクの織姫
フラッシュバックというもの
2003年7月3日 ヘタレ恋愛話 さめざめと雨が降る。今日はちょっと涼しいみたい。
雨間を選んで車の中を掃除する。
そしたら元彼女の使ってたライターが落っこちてた。200円くらいの、電子ライター。景品でもらったといってたそれは表にキャラクターのシールうらに「1998」の年号。別れて三年ちょっと、あ、まだかけらが残ってたんだな.....
カチッ
火を着けてみる。『これが一回でついたら今日はツイテるぞ』彼女の口癖だった。『マイルドセブンなんて、そんなオヤジくさい』チャチャを入れると『キャスターマイルドよりマシだよ』何回繰り替えしただろう?そんな会話。
旦那になったやつはタバコを吸わないやつだった。風の便りによると、彼女もタバコをやめたそうだ。昨年子供も産まれたらしい。
カチッ
もう一度火を着けてみる。今度は弱い火が一瞬だけ燃えてすぐ消えた。「ツイテないのかねぇ?」思わず独り言が口をつく。
忘れてるはずだった。幸せを願ってることに偽りはない。だけど、こんなちっぽけなことが起こる度にフラッシュバックする感情と気持ち。自分の中の邪悪を抑えるのにしばしもがく。
あとどれくらいこうしないといけないのだろう?途方もない先を考えて挫けそうになる。だが、果てしなく思える孤独感も、慣れたもので戻ってくるコツがわかれば案外簡単だ。恐いのは「戻れることも見えなくなる」こと。
落ち着くまで数秒。 大したことない時間だ。
「大丈夫」自分に言い聞かせる。
彼女を忘れるために、自分を見失わないために必要なもの。それはやっぱり彼女の存在だったりする。彼女を愛した時間、彼女と交わした言葉、皮膚の感触、香り、汗...それで苦しめられてるくせに、それに救いを求める。
堂々回り?そうじゃない。
自分が自分で在るために、彼女は必要だったってこと。それで今でもやっぱり必要だってこと。求めない、期待しない。自分の中にある彼女で救われる。
ただただそれだけを受け入れよう。それが自分自身だから。
三たび火を着ける。今度は一発だ。ポケットの中のキャスターマイルドを引っぱり出してそのライターで火をつける。深く吸い込んで身体の中のモヤモヤを一緒に吐き出す。『よう、俺はまだキャスターマイルドだわ』ライターを元あった場所に投げ入れて、ドアを開ける。
「さて、ちゃちゃっと片付けようか」雲間から見えた太陽が優しく頬に触れた。
****
絡め合う 昨日の逢瀬は幻か
白の小花の半夏生
雨間を選んで車の中を掃除する。
そしたら元彼女の使ってたライターが落っこちてた。200円くらいの、電子ライター。景品でもらったといってたそれは表にキャラクターのシールうらに「1998」の年号。別れて三年ちょっと、あ、まだかけらが残ってたんだな.....
カチッ
火を着けてみる。『これが一回でついたら今日はツイテるぞ』彼女の口癖だった。『マイルドセブンなんて、そんなオヤジくさい』チャチャを入れると『キャスターマイルドよりマシだよ』何回繰り替えしただろう?そんな会話。
旦那になったやつはタバコを吸わないやつだった。風の便りによると、彼女もタバコをやめたそうだ。昨年子供も産まれたらしい。
カチッ
もう一度火を着けてみる。今度は弱い火が一瞬だけ燃えてすぐ消えた。「ツイテないのかねぇ?」思わず独り言が口をつく。
忘れてるはずだった。幸せを願ってることに偽りはない。だけど、こんなちっぽけなことが起こる度にフラッシュバックする感情と気持ち。自分の中の邪悪を抑えるのにしばしもがく。
あとどれくらいこうしないといけないのだろう?途方もない先を考えて挫けそうになる。だが、果てしなく思える孤独感も、慣れたもので戻ってくるコツがわかれば案外簡単だ。恐いのは「戻れることも見えなくなる」こと。
落ち着くまで数秒。 大したことない時間だ。
「大丈夫」自分に言い聞かせる。
彼女を忘れるために、自分を見失わないために必要なもの。それはやっぱり彼女の存在だったりする。彼女を愛した時間、彼女と交わした言葉、皮膚の感触、香り、汗...それで苦しめられてるくせに、それに救いを求める。
堂々回り?そうじゃない。
自分が自分で在るために、彼女は必要だったってこと。それで今でもやっぱり必要だってこと。求めない、期待しない。自分の中にある彼女で救われる。
ただただそれだけを受け入れよう。それが自分自身だから。
三たび火を着ける。今度は一発だ。ポケットの中のキャスターマイルドを引っぱり出してそのライターで火をつける。深く吸い込んで身体の中のモヤモヤを一緒に吐き出す。『よう、俺はまだキャスターマイルドだわ』ライターを元あった場所に投げ入れて、ドアを開ける。
「さて、ちゃちゃっと片付けようか」雲間から見えた太陽が優しく頬に触れた。
****
絡め合う 昨日の逢瀬は幻か
白の小花の半夏生
ケータイメールというもの
2003年7月2日 ヘタレ恋愛話先日、別れた女からメールが届く。
彼女とは2年くらい付き合って毎週逢ったら必ずエッチする
くらい相性ばっちりだったのだが、彼女の結婚を機会に関係
を解消することにした。別れ際に「最後のエッチ」をお願い
されたからもうものすごーーーく頑張ったが、戻ってきては
くれず、遂に彼女は人の妻になった。あまりに清々しかった
ので「今回はお前の言うことを聞いてエッチしたから、また
俺がしたいとき泣きの一回させろよ」と約束させた(笑)。
で、そのメールである
>最後にエッチしたときって旦那と付き合った後だっけ?
結婚決めたから別れたんで後でしょ、最後は。 返信。
>よかった
????なにがよかったのか全然わからんので聞いてみる
何がよ? 返信。
返事ない。携帯の前にじっとしてるのも未練がましい男
みたいでヤだったので(笑)テレビをつける。と、そこに
返事がきた。
>いやいや、ところであの約束憶えてる?
あの約束とは...やっぱあの約束だよなぁ。
忘れるワケないじゃーん。それを夢見て日々生きてるん
だから。 ってなことを書くと負けてる気がするのでわざ
と気付かないフリして聞いてみる。あの約束って? 返信。
>ふーん 憶えてないならいーや
ちょちょちょ、ちょっと待ったぁ!もう諦めるのか?
もっとガッツを見せろやぁ!!もう一押しプリーズ(T^T)
じたんだ踏んでるともう一通届く
>なんてね(笑)
....こういうところが俺がいつまでも振りきれない理由
だったりする(^_^;)。
うそうそ知ってるよ。あとひとつ貯金が残ってるよな、俺
返信。
>そうだっけ(笑)ウソウソ いつ使うのん?
使っちゃうともう本当に二人は終わる気がする。いや実際
のところ終わってるんだし、彼女もそんな気なんかさらさら
なくってただの暇つぶしなのかもしれない。
結婚も二人の未来も持たず、ただお互いの肉体のみで
繋がった関係だったから終わりも当たり前のようにあっさり
やってきた。
なのに俺はどこかで今でも求めてるところ、ある。
彼女の後にもたくさんの子と付き合ったがこの欲求は
今でも解消されずにいる。
情けなくってみっともなくってどうしようもなくイヤなん
だけどね。
もったいないからいいや(笑)利子つくまでまってるよ 返信。
>わかったよ んじゃお休み(^_^)/~
忘れた頃に届く彼女のメール。こんなメールが3年
続いている。
****
助手席のシートの裏のティファニーは
仄かに残る 一昨年の香
彼女とは2年くらい付き合って毎週逢ったら必ずエッチする
くらい相性ばっちりだったのだが、彼女の結婚を機会に関係
を解消することにした。別れ際に「最後のエッチ」をお願い
されたからもうものすごーーーく頑張ったが、戻ってきては
くれず、遂に彼女は人の妻になった。あまりに清々しかった
ので「今回はお前の言うことを聞いてエッチしたから、また
俺がしたいとき泣きの一回させろよ」と約束させた(笑)。
で、そのメールである
>最後にエッチしたときって旦那と付き合った後だっけ?
結婚決めたから別れたんで後でしょ、最後は。 返信。
>よかった
????なにがよかったのか全然わからんので聞いてみる
何がよ? 返信。
返事ない。携帯の前にじっとしてるのも未練がましい男
みたいでヤだったので(笑)テレビをつける。と、そこに
返事がきた。
>いやいや、ところであの約束憶えてる?
あの約束とは...やっぱあの約束だよなぁ。
忘れるワケないじゃーん。それを夢見て日々生きてるん
だから。 ってなことを書くと負けてる気がするのでわざ
と気付かないフリして聞いてみる。あの約束って? 返信。
>ふーん 憶えてないならいーや
ちょちょちょ、ちょっと待ったぁ!もう諦めるのか?
もっとガッツを見せろやぁ!!もう一押しプリーズ(T^T)
じたんだ踏んでるともう一通届く
>なんてね(笑)
....こういうところが俺がいつまでも振りきれない理由
だったりする(^_^;)。
うそうそ知ってるよ。あとひとつ貯金が残ってるよな、俺
返信。
>そうだっけ(笑)ウソウソ いつ使うのん?
使っちゃうともう本当に二人は終わる気がする。いや実際
のところ終わってるんだし、彼女もそんな気なんかさらさら
なくってただの暇つぶしなのかもしれない。
結婚も二人の未来も持たず、ただお互いの肉体のみで
繋がった関係だったから終わりも当たり前のようにあっさり
やってきた。
なのに俺はどこかで今でも求めてるところ、ある。
彼女の後にもたくさんの子と付き合ったがこの欲求は
今でも解消されずにいる。
情けなくってみっともなくってどうしようもなくイヤなん
だけどね。
もったいないからいいや(笑)利子つくまでまってるよ 返信。
>わかったよ んじゃお休み(^_^)/~
忘れた頃に届く彼女のメール。こんなメールが3年
続いている。
****
助手席のシートの裏のティファニーは
仄かに残る 一昨年の香
ちょっと切ない思い出というもの
2003年6月25日 ヘタレ恋愛話昔、知り合いだった女の子の話。
彼女は俺より少し年上で初めてあったときは27歳くらいだったと思う。色白で小さい顔、そして巨乳と世の男どもの好みの最大公約数のど真ん中をいってる女の子だったが、彼氏はいなかったようだ。
知り合うきっかけは当時まだマイナーだったパソコン通信。そのオフ会が隣の県であってはじめて挨拶したのがその子だった。
ぱっと見た目、彼女は普通の人とかわりないのだけど、左足が義足でそれを随分と気にしてた。彼氏をつくらないのもきっとそういうとこにコンプレックスがあるからだと思ってた。
俺はB型の女とは馬が合うようで、その子ともすぐ意気投合することができた。義足といってもそれ以外は普通の女の子。酒が好きでエロ話が好きで耳年増なくせに肝心なところが抜けてるかわいい子だった。
身体の関係はなかった。当時俺には付き合ってる子がいたし(そいつ
もB型(笑))、仕事も忙しく二人も囲うほど甲斐性もなかったから(^_^;)。
それに彼女自身、頑なに彼氏をつくることを拒んでたから。
そんな彼女がパソ通に顔を出さなくなったのは半年経った頃。
当時は携帯も持ってる人少ないし、そもそもパソ通なんて薄い関係で相手のことなんにも知らない者ばっかだったから、連絡の取り方ってID宛にメール送ることくらい。
心配になった俺は何度かメールした。
「最近どうしたん?気になるから携帯に電話くれぃ。番号は030-.....」
数日後携帯が鳴った。電話の向こうは聞き覚えのない声。彼女のお母さんからだった。
「は?」
聞けば彼女は重い病気で現在東京の大学病院に入院しているそうだ。片足を失ったのもその病気が原因らしい。
病院でメールをチェックした彼女がお母さんに伝言を頼んだようだ。
「皆さんによろしくと言っておいてください」
お母さんの涙声で彼女の病気が相当進行してることがわかった。なにも言えなかった。とりあえず俺の連絡先だけ教えて電話を切った。パソ通の友人には言えなかった。
彼女が死んだと連絡があったのは、パソ通でもその子の名前が書かれなくなった、数ヶ月後だった。最後は肺に腫瘍が転移して、苦しがったので延命治療をやめたそうだ。
時折見せたもの悲しい笑い顔が脳裏に張り付く。
よお、多少短かったけど、ちゃんと人生楽しんだか?自分の命がわかってて彼氏作らなかったとしたらすごい寂しいぞ。お前は「同情されるのが一番イヤ」が口癖だったけど、責任のない同情に救われることってあると思うんだよ。俺は無責任の責任を全うしたかったよ。お前に対して。
今日が彼女の命日。毎年この日は彼女の好きだったマルボロを買う。
***
五月雨 しとどに落ちる 紫陽花に
弁色香立つ 君の命日
彼女は俺より少し年上で初めてあったときは27歳くらいだったと思う。色白で小さい顔、そして巨乳と世の男どもの好みの最大公約数のど真ん中をいってる女の子だったが、彼氏はいなかったようだ。
知り合うきっかけは当時まだマイナーだったパソコン通信。そのオフ会が隣の県であってはじめて挨拶したのがその子だった。
ぱっと見た目、彼女は普通の人とかわりないのだけど、左足が義足でそれを随分と気にしてた。彼氏をつくらないのもきっとそういうとこにコンプレックスがあるからだと思ってた。
俺はB型の女とは馬が合うようで、その子ともすぐ意気投合することができた。義足といってもそれ以外は普通の女の子。酒が好きでエロ話が好きで耳年増なくせに肝心なところが抜けてるかわいい子だった。
身体の関係はなかった。当時俺には付き合ってる子がいたし(そいつ
もB型(笑))、仕事も忙しく二人も囲うほど甲斐性もなかったから(^_^;)。
それに彼女自身、頑なに彼氏をつくることを拒んでたから。
そんな彼女がパソ通に顔を出さなくなったのは半年経った頃。
当時は携帯も持ってる人少ないし、そもそもパソ通なんて薄い関係で相手のことなんにも知らない者ばっかだったから、連絡の取り方ってID宛にメール送ることくらい。
心配になった俺は何度かメールした。
「最近どうしたん?気になるから携帯に電話くれぃ。番号は030-.....」
数日後携帯が鳴った。電話の向こうは聞き覚えのない声。彼女のお母さんからだった。
「は?」
聞けば彼女は重い病気で現在東京の大学病院に入院しているそうだ。片足を失ったのもその病気が原因らしい。
病院でメールをチェックした彼女がお母さんに伝言を頼んだようだ。
「皆さんによろしくと言っておいてください」
お母さんの涙声で彼女の病気が相当進行してることがわかった。なにも言えなかった。とりあえず俺の連絡先だけ教えて電話を切った。パソ通の友人には言えなかった。
彼女が死んだと連絡があったのは、パソ通でもその子の名前が書かれなくなった、数ヶ月後だった。最後は肺に腫瘍が転移して、苦しがったので延命治療をやめたそうだ。
時折見せたもの悲しい笑い顔が脳裏に張り付く。
よお、多少短かったけど、ちゃんと人生楽しんだか?自分の命がわかってて彼氏作らなかったとしたらすごい寂しいぞ。お前は「同情されるのが一番イヤ」が口癖だったけど、責任のない同情に救われることってあると思うんだよ。俺は無責任の責任を全うしたかったよ。お前に対して。
今日が彼女の命日。毎年この日は彼女の好きだったマルボロを買う。
***
五月雨 しとどに落ちる 紫陽花に
弁色香立つ 君の命日
遠距離恋愛というもの
2003年6月24日 ヘタレ恋愛話遠距離恋愛
と、聞いてただ「寂しい」としか思わない人は多分本当の
遠距離恋愛をしたことないのだと思う。
結婚前に4年、結婚後に3年近く遠距離恋愛を続けた俺には
そう思えてならない。
え?「そんなのやせ我慢だろ」ってか?
いやいや、遠距離恋愛じゃないと体験できない喜びってのが
あるんですよ。「現地妻」じゃーないよ。あ、まぁそういう
のも楽しみのひとつではあると思うんだが(^_^;)。
今日はその喜びについて書いてみたい。
遠距離恋愛のメリット1
電話やメールでのデートが多くなるので語彙が増える
「愛してる」だけじゃ満足しないという彼女を飽きさせない
ために、ご機嫌を損ねないために、そりゃもう頭使って考える
ワケです(笑)。ウソを書いたりいったりするんじゃなくって
男っつーものは自分の気持ちを言葉にするのが
苦手だから
それをちゃんと伝わる言葉にするには訓練が必要なんですな。
喧嘩の仲直りとかでも言葉だけで済ませないといけないから
論理的に言い回しが使えるようになったり。
で、遠距離恋愛はその格好の場、だと。
遠距離恋愛のメリット2
時間の感覚がとぎすまされる
これはまぁ久々にデートするとなるとどこに行くとか何を
するとかちゃんと計画立てないと出来ないから事前に彼女と
「今度はどこそこに行こうネ」とか計画を立てるワケです。
これは超多忙な現代社会を生きるビジネスマンにも
必要なスキルっつーことで遠距離恋愛するだけでスキルアップ
ができるというはなしね。
遠距離恋愛のメリット3
お互いの関係を客観的に見ることができる。
あばたもえくぼ と申しますが、あばたにも程度がある
だろう?(^_^;)好き合ってたら見事にもう、そういうの
「えくぼかわいい(ハート)」とか思っちゃうんですね、
まぁお互いに、ですけど。
距離があるとラブラブ度合いは多少低くならざるを得ません
が、その分相手をキチンと見定めることができるんですね。
将来結婚とか考えてる人には相手を見定めることって大事
です。マジで。
遠距離恋愛のメリット4
久々に逢ったときのエッチが凄い盛り上がる
まぁこれですわ。つか、これだけだ。(;^_^
1から3は全部ウソ! 4、四、よん!! 4だけが真実っすよ。
いやぁホント、獣になりますもん。(笑)
だいたいだな、喧嘩してる彼女に論理的な言い回しなんか
通用するわけないっしょ。火に油を注ぐだけだ。
時間の感覚ぅ? 遠距離恋愛だぞ?逢ったらホテル直行に決まり
じゃん。
時間のある限りだっこ&チューだろ。
それと恋愛は客観的に見ちゃダメ〜 恥ずかしくッてイヤ
になるから(笑)
.....えーと、なんの話だったかな?あ、遠距離恋愛ね。
ということで遠距離恋愛、すばらしいです。
**
しどけなく 頬に張り付く 黒髪は
着頽れる浴衣の 紡ぐ緯糸
と、聞いてただ「寂しい」としか思わない人は多分本当の
遠距離恋愛をしたことないのだと思う。
結婚前に4年、結婚後に3年近く遠距離恋愛を続けた俺には
そう思えてならない。
え?「そんなのやせ我慢だろ」ってか?
いやいや、遠距離恋愛じゃないと体験できない喜びってのが
あるんですよ。「現地妻」じゃーないよ。あ、まぁそういう
のも楽しみのひとつではあると思うんだが(^_^;)。
今日はその喜びについて書いてみたい。
遠距離恋愛のメリット1
電話やメールでのデートが多くなるので語彙が増える
「愛してる」だけじゃ満足しないという彼女を飽きさせない
ために、ご機嫌を損ねないために、そりゃもう頭使って考える
ワケです(笑)。ウソを書いたりいったりするんじゃなくって
男っつーものは自分の気持ちを言葉にするのが
苦手だから
それをちゃんと伝わる言葉にするには訓練が必要なんですな。
喧嘩の仲直りとかでも言葉だけで済ませないといけないから
論理的に言い回しが使えるようになったり。
で、遠距離恋愛はその格好の場、だと。
遠距離恋愛のメリット2
時間の感覚がとぎすまされる
これはまぁ久々にデートするとなるとどこに行くとか何を
するとかちゃんと計画立てないと出来ないから事前に彼女と
「今度はどこそこに行こうネ」とか計画を立てるワケです。
これは超多忙な現代社会を生きるビジネスマンにも
必要なスキルっつーことで遠距離恋愛するだけでスキルアップ
ができるというはなしね。
遠距離恋愛のメリット3
お互いの関係を客観的に見ることができる。
あばたもえくぼ と申しますが、あばたにも程度がある
だろう?(^_^;)好き合ってたら見事にもう、そういうの
「えくぼかわいい(ハート)」とか思っちゃうんですね、
まぁお互いに、ですけど。
距離があるとラブラブ度合いは多少低くならざるを得ません
が、その分相手をキチンと見定めることができるんですね。
将来結婚とか考えてる人には相手を見定めることって大事
です。マジで。
遠距離恋愛のメリット4
久々に逢ったときのエッチが凄い盛り上がる
まぁこれですわ。つか、これだけだ。(;^_^
1から3は全部ウソ! 4、四、よん!! 4だけが真実っすよ。
いやぁホント、獣になりますもん。(笑)
だいたいだな、喧嘩してる彼女に論理的な言い回しなんか
通用するわけないっしょ。火に油を注ぐだけだ。
時間の感覚ぅ? 遠距離恋愛だぞ?逢ったらホテル直行に決まり
じゃん。
時間のある限りだっこ&チューだろ。
それと恋愛は客観的に見ちゃダメ〜 恥ずかしくッてイヤ
になるから(笑)
.....えーと、なんの話だったかな?あ、遠距離恋愛ね。
ということで遠距離恋愛、すばらしいです。
**
しどけなく 頬に張り付く 黒髪は
着頽れる浴衣の 紡ぐ緯糸
紛争解決手段というもの
2003年6月22日 ヘタレ恋愛話 先日、NHKで特集されてたことなのだが、
「付き合っていく内にドキドキ感がなくなり
マンネリ化していく」というのは、人の脳の
働きとして至極当然なことなのだそうだ。
「だそうだ」、というのは、俺自身、その
番組を見のがしまったから(^_^;)。人づてに
聞いた話なのでなにが原因でそうなるのか、
まではわからないのだけど、多分、ラブラブ
で過剰に分泌されつづける神経伝達物質を
抑制するとか、シナプスの働きを抑える
かたちでマンネリ状態になるのではない
だろうか? 簡単に言うと、相対的に鬱状態
にさせるワケだ。
以上、素人判断でテキトーに書いてみたの
だが問題は神経伝達物質の話ではなくって、
マンネリは気持ちの変化ではなく人間の生理
的現象である、ということ。
だとすると、「どうして貴方はそうなの?」
とか「私のこと嫌いになっちゃったの?」
という攻撃に対して「そんなことないよ」
という防御手段しか持ち合わせてない男に
とって紛争を解決するカードになるのでは
ないか?
とはいうものの
「最近つれないのは脳みそのせいなんだ」
って言ったら殺されるなぁ、やっぱ(笑)
*****
午前四時
昨日の背中に そっとくちづけ
「付き合っていく内にドキドキ感がなくなり
マンネリ化していく」というのは、人の脳の
働きとして至極当然なことなのだそうだ。
「だそうだ」、というのは、俺自身、その
番組を見のがしまったから(^_^;)。人づてに
聞いた話なのでなにが原因でそうなるのか、
まではわからないのだけど、多分、ラブラブ
で過剰に分泌されつづける神経伝達物質を
抑制するとか、シナプスの働きを抑える
かたちでマンネリ状態になるのではない
だろうか? 簡単に言うと、相対的に鬱状態
にさせるワケだ。
以上、素人判断でテキトーに書いてみたの
だが問題は神経伝達物質の話ではなくって、
マンネリは気持ちの変化ではなく人間の生理
的現象である、ということ。
だとすると、「どうして貴方はそうなの?」
とか「私のこと嫌いになっちゃったの?」
という攻撃に対して「そんなことないよ」
という防御手段しか持ち合わせてない男に
とって紛争を解決するカードになるのでは
ないか?
とはいうものの
「最近つれないのは脳みそのせいなんだ」
って言ったら殺されるなぁ、やっぱ(笑)
*****
午前四時
昨日の背中に そっとくちづけ
優しいバカというもの
2003年6月16日 ヘタレ恋愛話 「優しくってすこしバカ」を読みかえす。作家は原田宗典。
最近はエッセイしか書いてない気がするのだけど、小説は
もう書かないのだろうか?
って俺が知らないだけか?(^_^;)
で、そのその「優しくってすこしバカ」の主人公がこういった
ことを思うシーンがある。
「恋は過程」「愛は結果」というのが一般的な意見だろうけど
ぼくは答えの出た愛なんてありえない。
答えがいつか出るんじゃないか?と思いながら一緒にいるのが「女の愛」
答えが出ないのを分かっていながら答えを出そうともがくのが「男の愛」
簡単に言うとそんな感じであると。
これって結構的を射てると思う。
なるほど、いつか出ると思ってるから、「出ない」と確信したとき
女ってやつぁあんなにもあっさり別れることができるのだなぁ、とか。(笑)
俺がが思うそれぞれの「愛」ってやつは
「私は受け身」と宣言しながら攻めてくるのが「女の愛」で
「俺は攻め手」と宣言しながら防御にまわるのが「男の愛」 (爆)
*****
雪虫の ごとく煌めく透肌が 吾色に染まる holy night
最近はエッセイしか書いてない気がするのだけど、小説は
もう書かないのだろうか?
って俺が知らないだけか?(^_^;)
で、そのその「優しくってすこしバカ」の主人公がこういった
ことを思うシーンがある。
「恋は過程」「愛は結果」というのが一般的な意見だろうけど
ぼくは答えの出た愛なんてありえない。
答えがいつか出るんじゃないか?と思いながら一緒にいるのが「女の愛」
答えが出ないのを分かっていながら答えを出そうともがくのが「男の愛」
簡単に言うとそんな感じであると。
これって結構的を射てると思う。
なるほど、いつか出ると思ってるから、「出ない」と確信したとき
女ってやつぁあんなにもあっさり別れることができるのだなぁ、とか。(笑)
俺がが思うそれぞれの「愛」ってやつは
「私は受け身」と宣言しながら攻めてくるのが「女の愛」で
「俺は攻め手」と宣言しながら防御にまわるのが「男の愛」 (爆)
*****
雪虫の ごとく煌めく透肌が 吾色に染まる holy night
妻帯者に彼女がいる。それを不倫という。
ある男が不倫してた。
1年半付合って別れたのだが、相手の彼女もいい歳でそろそろ結婚を考えたいということ
が原因らしい。んで円満に別れたつもりだったが....しばらくは忘れられなかったそうだ。
身体の相性がむちゃくちゃよかったらしい。
別れ際に最後のエッチしたそうだが、男のほうが役に立たなかったそうだ。
セックスに大切なのは身体の相性とばかり思ってましたが精神的な相性も大切なんだなぁ...と、当然なことを改めて感じた次第。
彼女にとってそれが幸せで、男にとっても傷が一番少ない方法を選んだということはよくわかってるけれども、納得できてない模様。
まぁ足掻けるだけ足掻いて、復活するしかないのだろう。男と女はむずかしい。
*****
肉塊の たゆたう色香を まじはりて
真に精神の 契ると似たり
ある男が不倫してた。
1年半付合って別れたのだが、相手の彼女もいい歳でそろそろ結婚を考えたいということ
が原因らしい。んで円満に別れたつもりだったが....しばらくは忘れられなかったそうだ。
身体の相性がむちゃくちゃよかったらしい。
別れ際に最後のエッチしたそうだが、男のほうが役に立たなかったそうだ。
セックスに大切なのは身体の相性とばかり思ってましたが精神的な相性も大切なんだなぁ...と、当然なことを改めて感じた次第。
彼女にとってそれが幸せで、男にとっても傷が一番少ない方法を選んだということはよくわかってるけれども、納得できてない模様。
まぁ足掻けるだけ足掻いて、復活するしかないのだろう。男と女はむずかしい。
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肉塊の たゆたう色香を まじはりて
真に精神の 契ると似たり
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