とある漫画家の日記を綴った本を読む。
その漫画家は三十路を待たずビルから飛び降り自ら命を絶ったのだが、その日記はまぁ日々生きていく上での苦労や心情を吐露してるのは想像できた。でも実際は想像をはるかに超える苦しさに溺れる女性の魂の叫びであった。

漫画家の名前と書籍名はあえて書かない。
なぜなら本を読んでる途中、彼女と同調してしまうと発作的に自死をチョイスしてしまう程に引きずり込まれるからだ。
適応障害という先天性な要因と教育や環境といった後天性要因ががっちりかみ合う不幸故に苦悩する彼女が最後に選んだ自殺という道は決して支持しないけれど、彼女の吐き捨てる言葉のそれぞれが腑に落ちてしまう俺は多分彼女と同じアンテナを持っているのだと感じ、亡くなった彼女に「よかったね、死ねて」とも思ってしまうのだった。

現在、鬱で悩む日本人は治療を受けている人だけで約400万人、実際には1000万人以上いるといわれる。そういう人が生きるためには彼彼女らを(自分も含めて)認めてあげる社会になる必要があるのだな。
民主党がどんなもんかわからんが、友愛を謳うならこの不寛容な社会を変えて見せろ!と心底思う。
社民党と国民新党という水油と手を繋いでいるのは来年の参院選を考えてるだけ、ってワケじゃーないよね??(ノ_・。)

久々に読みふけったマンガ。
次男(中2)の本棚から拝借。

ものすごく端折って言うと「イデオン」の不条理と業に「バイファム」での登場人物の成長を足した感じの作品。一応群像劇か。
彼の本棚には「金色のガッシュベル」と「あたしんち」があった。中々良い趣味である。
あーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!

バッカじゃねーーーーのーーーー??????!!!!

物語のキモをこんな簡単に晒すかね?( ̄□ ̄;)!!
角川ぁ!何年映画つくってんだよ!

近年希に見る大失態。よくこれを製作サイドが許したものだ。




なににキレてるかというとですね、サイバラさんの傑作絵本「いけちゃんとぼく」が実写映画化&封切りされてるが、そのオフィシャルHPに堂々とキモの部分がネタバレされてるんですよ。(ーー;) もうさいっあく。

絵本を読んだことがある人は見てもいいけど、絵本読まずに映画を観ようと思ってる人はHPをみるの厳禁で。
ちゅか、トップページにドーンと書かれてるのを見ると色んなメディアのプロモーションでネタばらししてる気がしてならん。なに?この映画を単純なラブロマンスとして売りたいのか?>製作サイド。
だとしたら、一気にチープなクソ映画に成り下がる可能性あるなぁ.....

まぁサイバラさん的には売れればなんでもよろしいんでしょうけどね(笑)


人工的化合物と天然素材、身体に良いのはどっち?

という質問をされると十中八九「天然」と答えるだろう。たしかに化学物質の中には人体に甚大なダメージを与えるものが多い。しかし、そういった毒性の強い化学物質は天然ものにも含まれる。「人工品」の化学物質のリスクには非常に敏感なのに「天然品」のそれには驚くほど鈍感だ。
これは人は直感的に「良いもの」と判断されるもののリスクを低く見積もり、「悪いもの」とされるもののリスクを高く見積もる傾向にあるからだ。

また、飛行機と自動車の事故の死者数を比べると統計上は明らかに車の方がリスクが高いはずなのに、自動車の方が安全と誤解しがちである。これは頭で考える合理的リスク判断と恐怖や畏れといった直感的リスク判断があり、人々は直感的リスク判断をした後、合理的リスク判断をするのだが、「落ちたら死ぬ」という恐怖のせいで「実は自動車事故で死ぬ人の方がはるかに多い」という合理判断に至らないせいである。

この差をうま味だと気付いた輩こそが今伸びている企業・集団・組織である。そしてそのミスリードによって世界は回ってしまっているといっても過言ではない。

例えば癌。死因の主要因であり今後多くの人が癌で亡くなるだろうと訴える。確かに今後はこれまで以上に癌で死ぬ人は増えるだろうが、人口増加と平均年齢の高齢化を前提としていることを案内している企業は少ない。実は人口当たりの癌での死亡率は年々低下しているし発生率も増加してないのだ。資料を見ると癌で死ぬ人が増えたのではなく、他で死ななくなったから癌で死ぬようになっただけだというのがわかる。

例えば子どもが巻き込まれる犯罪。近年、小児性愛者などの変質者が関わった誘拐事件が多発しているように感じるが、この数も減りつつある。アメリカ人の子どもが誘拐される確率は608,696人に1人だ。ちなみにプールでの死亡事故は245,614人に1人、車の衝突による死亡は29,070人に1人の計算でこっちは増えている。でもプールの安全性向上や自動車の速度制限といった解決案が提示されることはあまりない。

それ以外にテロや麻薬、異常気象に遺伝子組み換え、肥満や農薬といったさまざまなものについても、直感的リスクに訴える案内だけが垂れ流されているのが現状だ。
この本は和訳本なので必ずしも日本を指しているワケではないが、あながちまるっきり違っているワケでもないと思う。


史上最も安全な時代にあり、かつてないほど健康状態のいいにもかかわらず、以前にも増して直感的リスクに怯えながら暮さなければならない我々はそろそろ目覚めないといけない。畏れは大事だ。でも反射神経的に畏れるばかりでは犬猫と同じである。英知をもって怠惰な畏れから脱却し、賢く畏まらなければならないと本書は教えてくれる。

久々に読み応えがある本読んだ。
実は第一部をトータルで読んだのははじめて。
もう一気の読破でした。 今更ながらおーもーしーれー

この勢いでクローズも攻略だ。

よって日記は書けません(笑)
シャマランのクソ映画「ハプニング」はこの本をオマージュしている。
ちゅか、相当この本に多大な影響を受けている、と思う。

映画は最悪だったけど、このドキュメントは面白い。

北半球でミツバチの1/4がいなくなった。数にして300億匹。死んでいたわけではない。巣箱から忽然と姿をけしたのだ。どこにいったのか?失踪の原因はなにか? 
携帯電話の電磁波、新種のウィルス、温暖化の影響等々...色々な仮説が立てられては否定される。

やがて行き着いた答えとはっ!!!



”養蜂”というとてもマイナーな業界の専門的なノンフィクションと考えがちだがさにあらず、物語は養蜂を越えてグローバルに転がっていく。
ハチにつながる数々のビジネスと翻弄される生命は超一級のサスペンスを彷彿とさせる。
和訳書なのでエモーションはあまり感じられないがすげーーー面白かった。
「ハプニング」は安直にハチを人間に置き換えただけだがそんなことしなくても人への警鐘だってことはすぐわかる。

未読の人、暇な人は是非書店かアマゾンでどうぞ。
サイバラさん渾身の一冊、である。

中学生以上を対象とした児童書という体をなしているものの、現代を生きるオトナにも十分通用する本書はタイトルの通り、西原が生きてきた上で「おかね」にまつわる数々のエピソードを書いた半生記的なエッセイである。

書かれてる内容は彼女が今までマンガで書いてきたことを文章におこしただけではあるが、文章になることで彼女の無頼と優しさが引き立つのだ。
日本で一番ステキなかあさんであり今どきFXで大損こくバカ女が教えてくれることはとても大きく、重い。

中学生にはちと刺激的すぎるが、高校生以上で社会に疑問を持つものは必読である。
世の中にはとっても奇抜な格好をして町中を闊歩したり、予想の斜め上をいく行動をして周りの人をビックリさせる人がいる。まぁ「かわりもん」と呼ばれる類の方々だ。
そういった人たちの多くはアスペルガー症候群や注意欠陥・多動性障害という名称の自閉症である場合が多い。
これらの障害は知的障害を伴わない発達障害に分類されるが、パッと見健常者と区別が付かないことが特徴である。
その弊害として随分と長い間福祉行政に取り残され社会的認知が高められなかったり、そして「ヘンな奴」と周りに誤解・排他されることによる二次的被害(放棄や虐待による学習遅滞や社会的学習の欠落などやうつ病を招く要因)が多くあった。

自閉症についてはウィキで調べればわかるのでここでは割愛するが、ひとことで言うとインプット・アウトプットが人とは違うということになる。
わかりやすい症例としては話をしてて素っ頓狂な受け答えをしたり、テストを受けると教科によってとんでもない点数のばらつきがあったり、どーでもいいことにミョーなこだわりがあるといった傾向がある。

自閉症はのめり込みやすいので研究者に向いてるという話もあるし、素っ頓狂な受け答えがテレビ受けするので芸人になってる人も多い。鳥居みゆきやウドちゃんはアスペだろう。
もっともそういう人は障害者の中でもエリートであり、自閉症者のほとんどは(健常者の全てがメジャーリーガーになれないように)普通の自閉症者(?)として生きていかねばならんのだが、近年になって認知されてきた障害であることと、一見健常者と見分けが付きにくいことで、本人たちはとても苦労して生活している。特に最近はコミュニケーション能力重視の世の中なので、アスペの子達には随分と生きにくいだろうと思う。

以前まで自閉症者が犯罪を犯した場合、新聞で障害のことまで書かれてあった。そのせいで自閉症=なに考えてるかわからない→社会不適応者で犯罪者予備軍という誤解が蔓延したが、それは社会が自閉症者を排他した為の二次的なもので、自閉症自体に善悪はないということを健常者は認識せねばならんだろう。

さて、認識する為には知る必要がある。
枕が長くなったがそんな自閉のアナザーワールドを垣間見ることが出来る本がこれだ。
まるで外国人や宇宙人と会話しているような興味深い話が満載で、自閉症者の行動原理が「あ、そういうことなのね」ととてもよくわかる本になっている。
それと同時に己自身も「あ、わかる気がする」と共感できる部分があることに驚くだろう。健常者と自閉症者との境界はとても曖昧なものなのだ。

興味本位でかまわない。
読むことで貴方が、嫌ったり、恐れたり、蔑んだり、同情したりしていた自閉症者への見方がかわるはず。そしてそれは自分自身の人間性を豊かにすることにつながるのである。

最後に精神的に疲れてる人やうつっぽい人にもオススメする。
アンテナの感度が悪くて落ち込んだときの処世術のヒントがそこにあるから。

いやぁ面白かった。

押し入れの奥にあった初版「病院坂の首縊りの家」をダラダラと読む。
昔....高校生くらいに古本屋で買ったものだが、文字の多さと文体の古さにそのまま放っておいたものだ。

改めて読むと映画との違いにびっくり。タダでさえややこしい金田一作品、この原作はさらに上行くややこしさ。
初っ端由香里が子供じゃなくって孫になってるところからはじまり人物が増えて何度もページを戻す。「あーだから以前途中で諦めたのだ」と思い出す(笑)

副題に「金田一耕助最後の事件」と銘打つだけあって、第一の事件が迷宮入りし20年後に第二の事件が発生、それを解決したあと金田一も行方不明になってしまうというダイナミックな作品であるので途中まで進めば戻ることなく読了できた。

金田一作品といえば石坂浩二のイメージが強く、テレビ版はそれに引っ張られて中々弾けた作品にならないが大胆なストーリーと2部構成の構成はテレビ向きだと思うので是非吾郎ちゃんでリメイクしてもらいたい。
今度は原作に忠実に。


件の事件を踏まえてアメリカの銃規制におけるダブルスタンダードのいやらしさについて書こうと思ったんだが、書いててわからなくなってきたから消去。
まぁ簡単にいうとアレだ。
金づるがなくなると困るのは世の東西を問わず変わらないってことだな。
だから別の金儲けを話を持っていけばすぐ銃規制されることだろう。最近タバコ規制が進んでるのはネスレがアルトリアを攻撃してるのもあるが、アルトリアの中心産業がフィリップモリスから食品産業に移行してるから。タバコは途上国用アヘンとして消費してもらうんで先進国では規制オーケーってワケ。

ってそんな話はどうでもいいのだ。
最近の俺の長澤まさみちゃんに大きな変化が現れた。
ぶっちゃけで書くとブサイクになってきた(笑)

丸い顔と長い手足はそりゃカワイイのだけど、NTT西日本やEPSONのCMでみられる異常に口角をあげたわざとらしい笑い方はとってもヘン。
以前はもっと自然な笑い方だったのに.....なんかあったのか?俺の長澤まさみちゃん。

もしかして君も東宝シンデレラのジンクスにハマったのか?(´・ω・`)

※東宝シンデレラのジンクスとは
東宝芸能主催の美少女コンテスト。古くは沢口靖子から水野真紀、田中美里、小高恵美らを輩出するも、受賞者の全てがパッとしない為に毎年開催することができない曰く付きの大会。

先般お亡くなりになったカモちゃんの遺稿を読む。
http://www.ozmall.co.jp/entertainment/kamo2/vol15/

なんで会ったこともないロクデナシの死がこんなにも心に突き刺さるのか?
多くの人が持つ説明不能なこの感覚を俺も当然のように持ち、ワケわからん涙を流す。お別れの会にもいけない俺は香典代わりに本を買った。

帯は俺の人生の師匠であるリリーさんの文字で「なんだかんだあっても幸せな男」とあり、それみてまた涙する。
内容は自身が吐血して倒れてアル中病棟に入院してからガンが見つかって専門の病院に転院するまでの話である。フィクションとあるがほぼ実話の私小説だろう。ページ数の割りに内容は薄いし構成がヘタクソだが簡素な文章で読みやすい。でも俺はなんども中断しページを閉じる。読了したくなかったのだ。

中に出てくるサイバラさんはほんっとに天使のようにステキで男気があった。元嫁をこんな風に書けるなんざカモちゃん、カワイイやつめ。
きっとこういう憎めないところがよかったんだろうね。

「アジアパー伝」も文庫化したのであらためて買おうと思う。
安らかに。カモちゃん。
今日の特ダネで出て話をしていた。

ヒステリックなデーブのチャチャに理論立てて、それでいてとてもわかりやすい言葉で反論してる姿を見て、とても頭の良い人だな、と感じた。
ロジックで国防を語るその姿勢が美しいとすら思ってしまった。

小倉さんの芯の細い私感でも小泉さんのパフォーマンスでもなく真摯に国防を考える人。また要職に就いてもらいたいものだ。

今朝の話をもう少し詳しく知りたい人、この本をどーぞ。
ただのトッチャンボーヤではないのである。(笑)
弟から「デスノート」の単行本を借りてみる。
今度藤原竜也くん主演で映画化されるらしいのでその予備知識を得るためにも一度見ておきたかったのだが.....
 
 
 
これ週刊少年ジャンプに連載されてたんだよね?
 
( -_-)....難しすぎやしないか?小学生には。
とにかくロジックを台詞で説明しすぎでエライ読むのに時間がかかる。まぁ最近マンガ読んでないから慣れてないだけかもしれんけど。
心理戦という観点からもサスペンスという観点からも「カイジ」とか「モンスター」の方が面白いと思う。
週刊連載ものとしては画のクオリティが高いのは認めるけど、これ実写にして面白いのかなぁ....

ちょっと微妙な感じがした。
 
 
俺が彼女と別れる前にこの本を手にしてたならまた違った結果があったのかもしれないと思われる珠玉のバカ本である。
”チンチンをペットとして(=チンぺ)見てみよう”をコンセプトに、チンチンが嫌いな人、好きだけどかわいがり方が分からない人、アナタの扱いに不満ぎみかもと思い当たる人、どうすれば彼がよろこんでくれるかわからない貴女に捧げるハウツー本。

ブックオフで見つけて買っちゃった。

ISBN:4391129620 単行本 現代生活様式学会 主婦と生活社 2004/05 ¥1,000
昨日夢の中での出来事。
誰かわからんが知り合いが俺に言う。

謎の人「おい、ハマ!詐欺に遭っちゃったよ」
浜乙女「マジ?オレオレ詐欺?」
謎「違うよ、ホモホモ詐欺
浜「え?オレオレホモじゃなくって?」
謎「そうとも言う」

夢の中なので案外とマジメに聞いてる。

浜「でも今さらそんなもんに引っかかるってのはぬかったなぁ」
謎「違うって、わかんなかった。絶対お前でもひっかかる」
浜「いや、俺は大丈夫だね。創●学会の集会やア●ウェイのセミナーに行って3時間粘られても落ちなかったもん」
謎「なら、今度連れていくからな!そいつのところに!」
浜「おう!任せろ!」

ここで夢は雛形あきこの離婚の相談にのってる夢に切り替わるのだが、なんだろう?ホモホモ詐欺というのは???
雛形あきこは「クレしんヘンダーランド」を観てたからというので説明がつくが、ホモは俺の実生活の中には皆無である。

フロイト系心理学を勉強した人、この夢の意味を教えてください。

泣いた。

久々に文章を読んで泣いた。

敬愛する人生の師匠であり、平成の吟遊詩人リリー・フランキーの長編小説「東京タワー」。
マーくん(リリー)の九州での幼少時代、フーテンのようなオトンと働き者のオカン。そして味のある友人たち。故郷とは?家族とは?親子とは?そして夫婦とは?
リリー自身の自叙伝ともいうべきこの作品は「母親」に対する優しさと煩わしさがストレートに表現された男の子の物語である。

彼の容姿言動からは想像できない熱い思いがそこには綴られている。
彼は母親の為にこの自叙伝を書き上げたのだと思う。病床のオカンの傍らにある何冊もの書籍、でも自分の本はない。しがないコラムニストでイラストレーターの自分はその母親が死んだ日にも仕事をこなさないといけない。その悔しさと苛立ちがほとばしる気持ちとなって紙面に叩き付けられているのだ。ボクのオカンはこんなに幸せ者で素晴らしい女だったんだ、と。オカン、こんな本を書いたから見てくれよ、と。
後半は泣きながら一気読み。そして読了後清々しさにも似た気持ちを分けてもらった。

エロでつっけんどんで軽いリリーの文章がなんでこんなに琴線に触れるのだろう?
そう思ってるそこのあなた。買え。そして読め。答えはここにある。

俺もオカンの料理が食いたくなった。
取引先の女の子に「浜乙女さん、NANA知ってます?面白いですよ」と言われ、「あー、知ってる知ってる。狭い世界で取っ替えひっかえしてるヤリマンとヤリチンの話だろ」とうっかり口にしてしまい、口をきいてもらえなくなりました(笑)

それくらい女子に圧倒的支持のある矢沢あい原作の「NANA」。集英社の作品でありながら小学館主催の小学館漫画賞を受賞したことからもその実力の程をうかがい知ることができるだろう。「色恋沙汰」という一点に集中して”これでもかっ!”というたたみ込みと複雑に絡み合う人間模様(ま、これも色恋なんだが)を持って怒濤の展開を見せる本作は、主人公のひとり小松奈々の回想によって紡がれてる形式をとっている。

実はこれは凄いことなのだ。
なぜなら「結末」がすでに作者矢沢あいの頭の中にあるということを意味するから。それは多くの登場人物の描き込み&背景を持ったキャラクターとして矛盾無く他と絡ませているところからもわかる。しっかりとしたロジックのある漫画ということだな。
まぁその計算が完璧すぎて上記の”狭い世界”発言に繋がるのだけど、「NANA」が男性にも人気があるというのは、このロジックのおかげであろう。
腑に落ちやすいってやつやね。

そんな大人気漫画が映画になった。
ナナと奈々(ハチ)に平成の歌姫(うたひめ?(笑))中島美嘉と平成の天才美少女女優宮崎あおいの共演は予告編を観る分には中々成功していると思う。
ちょっと観たくなった。

って、映画は単行本の何巻くらいまでの話なん?ハチはやっぱ○○しちゃうんか?
つーか、漫画の13巻以降はD−なるのよっ!!教えてよ!
大谷由里子という女性がいる。
ご存じの方も多いと思うが、吉本興業で横山やっさんマネージャーを勤めた後、フリーのプロデューサーとして独立した女傑である。「吉本リーダーズカレッジ」の設立を経て現在は志縁塾を設立されコーチング等の研修講習会の仕事に就いてらっしゃる。

先日、この御仁の本を読む機会があった。
ホント、偶然なにげに手にした本「その言葉、口に出す前に3つ数えなさい」。
こいつを見て引き込まれたのだ。

上司部下、彼女彼氏、親子やご近所は言うに及ばずあらゆる関係において、圧倒的に良く使われるコミュニケーションの手段は会話である。つまり言葉(単語)がその人との関係を決定づけるのだが、人はまたその言葉にとても無頓着な生き物でもある。

世代間や立場や性別の違い故に解り合えない?
ほんとにそうか?自分の何気ない一言が原因じゃないのか?
「あいつってわからない」「自分はこういう人間なんだよ」とサジ投げる前に一読をオススメする。
いや、特別なことは書いてないんだけど、ちょっと忘れてる大事なことを思い出させてくれること間違いナッシング。
コミュニケーションギャップに悩む全ての人、特に最近彼女とうまくいってない彼氏、部下が思うように働かない上司は必読だ。

あーでもこの大谷さん、自分が幸せになるためには「嫌いなやつには近づかない」という格言もお持ちなのでどーしようもなかったら別れなさいね(笑)
ニュースを見て嫌〜〜〜な気分になる。
チェチェン独立派の人質事件である。
報道では犯人側が自爆か誤作動かは不明だが、体育館内で爆弾を爆発させ人質がパニックになったのを見てロシアの部隊が突入したそうである。100人以上の死者らしい。一昨年のモスクワ劇場の占拠事件では人質800人のうち200人足らずを死亡させるという大失態を演じたにもかかわらずこの結果か....(__;)

どうしてチェチェンの人々はこういう無謀なことをするのか?
まずはこちらを見ていただきたい。
http://chechennews.org/

チェチェンにはチェチェンの理由がある。
もっともロシアにもロシアの理由があるのだけど。

一番の理由は石油利権だろう。それに宗教がからむので問題がややこしくなる。
経済が東西冷戦を終結させたのだけど、南北の対決を生んだ。旧ソ連地域に眠る莫大な天然資源、これにもアメリカがオイルメジャーというお面を被って介入している。

結局アレですか?
持ってる者とそれを欲しがる大国同士の決め事ってやつですか。
金の為なら人殺しも有りなんですね。まぁ民族も宗教も違うから良心の呵責もないのでしょうな。ロシアのパイプライン確保の為に同胞アメリカも頑張ってくれてるし、人質の100人や200人しょうがないってか。

目には目をのイスラム原理主義者にとって如何に無駄で無謀な戦略かってわかってるはずなのに..

結局死ぬのは弱い者なのねぇ。
と、なにも出来ない俺なんかは苦い酒を飲むしかないのだけど。

とりあえずチェチェンについて知りたい人、この本はお薦めです。

教本というもの

2004年4月22日 読書
急ぎの用事ほど重なってしまうのは、フリーメイソンの陰謀でしょうか?

とりあえず途中まで読んでるのだが、大笑い。
こんな本で異性にもてたら世話ないのだが、売れてるんだろうなぁ。
ちなみに大昔、唐沢先生に「こんなトンデモ本ありますよ」と紹介した本が掲載されてたので嬉しかったです。

1 2 3

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索